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C#でUWPデスクトップアプリを作る 1/5: Hello World!

こんにちは!このシリーズでは、C#を使ってUWP(Universal Windows Platform)デスクトップアプリを作成する方法を段階的に紹介します。 このシリーズは、C#やデスクトップアプリの開発に慣れていない方のためのガイドで、基本的なアプリを作成するプロセスから始めて、徐々に複雑な機能を実装できるようにします。
最初の記事では、UWPアプリ開発環境を設定し、最も簡単なアプリである「Hello World!」を作ってみます。 この過程で、C#とUWPプロジェクトの基本的な構造を身につけることができるでしょう。

1. UWPとC#の紹介

UWPはMicrosoftが提供するアプリ開発プラットフォームで、Windows 10以上で実行される様々なデバイス(PC、タブレット、Xboxなど)で動作するアプリケーションを作成することができます。これにより、一つのコードベースで複数の環境で動作するアプリを開発することができます。C#は.NETプラットフォームで最も多く使用されているプログラミング言語で、強力な機能と簡単な文法を備えています。
このシリーズでは、C#XAML(UWPで使用するマークアップ言語)を利用してUIと機能を実装する方法を学びます。

2. 開発環境設定

まず、UWPアプリを開発するため必要なツールをインストールする必要があります。Visual StudioはUWPアプリ開発に最適なIDE(統合開発環境)で、無料版のVisual Studio Communityをインストールすることができます。

1) Visual Studioのインストール

2.
「Visual Studio Community」をダウンロードしてインストールします。
3.
インストール中にユニバーサルWindowsプラットフォーム開発ワークロードを選択します。
4.
Windows 10 SDKと.NETの最新バージョンも一緒にインストールしてください。

2) 開発者モードを有効にする

UWPアプリをテストするには、Windows 10で開発者モードを有効にする必要があります。
1.
設定 > アップデートとセキュリティ > 開発者用に移動します。
2.
開発者モードを有効にします。

3. 新しいUWPプロジェクトの作成

それでは、Visual Studioで最初のUWPプロジェクトを作成してみましょう。

1) プロジェクトの作成

1.
Visual Studioを実行し、新規プロジェクトの作成を選択します。
2.
ユニバーサルWindowsプラットフォームを検索し、空のアプリ(ユニバーサルWindows)テンプレートを選択します。
3.
プロジェクト名とパスを設定し、作成をクリックします
4.
対象および最小バージョン選択画面で、Windows 10(最新バージョン)を選択します。

2) プロジェクト構造を理解する

UWPプロジェクトは複数のフォルダとファイルで構成されます。主なファイルとフォルダは下記の通りです:
MainPage.xaml: アプリの基本画面を定義するファイル。
App.xaml: アプリのグローバル設定とリソースを管理するファイル。
Package.appxmanifest: アプリのメタデータ(名前、アイコン、権限など)を設定するファイル。

4. Hello World!の実装

次は一番簡単な機能である「Hello World!」を画面に出力してみます。

1) XAMLでUI作成

MainPage.xamlファイルを開いて次のコードを追加してテキストを画面に出力してみましょう。
<Page x:Class="PhotoBooth.MainPage" xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation" xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml" xmlns:local="using:PhotoBooth" xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008" xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006" mc:Ignorable="d" Background="{ThemeResource ApplicationPageBackgroundThemeBrush}"> <Grid Background="{ThemeResource ApplicationPageBackgroundThemeBrush}"> <TextBlock HorizontalAlignment="Center" VerticalAlignment="Center" FontSize="30"> Hello World! </TextBlock> </Grid> </Page>
XML
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上のコードは簡単なテキストを画面中央に表示する内容です。TextBlockタグはテキストを出力するUI要素です。

2) コード実行

コードを書いた後、デバッグ > デバッグ開始(F5)を押してアプリを実行してみます。アプリが実行されたら「Hello World!」というテキストが中央に出力された画面が見えます。

5. まとめ

これで最初のUWPアプリが完成しました!今回はUWPアプリを作るため開発環境を設定して、簡単なUIを出力する方法をみてみました。 次回の記事ではカメラプレビュー機能を実装して写真を撮る機能を追加する予定ですので、続きは続きましょう!
このシリーズを通じて皆さんはC#とUWPの基本的な概念を理解し、実際のアプリを作ってみる機会を得ることができるでしょう。
次回予告:
C#でUWPデスクトップアプリを作る2/5:カメラプレビューを実装する

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